【ダイヤモンド相場】ダイヤモンドも「軽」クラスが厳しい相場【週間レポート】

【ダイヤモンドインデックス - Diamond index -】

今週は0.3カラットの中間グレードがいかに上昇したかを見てまいりましょう。先々週の金曜日にラパポート価格が広範囲に上昇しそれにしたがって取引所価格も上昇を続けています。まずは全体のグレードを網羅的に見てますと、

全体を網羅してしまうとトップの「D IF」の影響でちょっと見にくいですね。しかし、ここからでも分かることは、70000円前後で推移している「E VVS1」クラスを堺に上は横ばい、下は上昇ということです。それでは上昇している下の部分をクローズアップ現代してみましょう。

こちらです。

ものの見事に上昇しています。10/11にはほぼ均等に並んでいたものが5万円以上に集まってしまいました。「K VS1」クラスが横ばいであるところが異彩を放っています。

それではグループごとに見てまいりましょう。まずは最高グレードに付きしたがう高水準の2つです。安定しております。

続いて、最近「D VVS2」が仲間入りをして3つ編成となった第3グループです。こちらも安定しております。

「D VVS2」が抜けて少々寂しくなった上位集団その1です。やはり安定しております。「F VVS1」が2箇所で急落をしておりますがこれはデータの異常値によるものと思われます。

いよいよここから上昇集団に入ります。上位集団の第2グループですが上昇傾向です。「H IF」が横ばいとなっております。さすがクラリティIFは玄人好みで安定しておりますね。

次のグループはもともと「リーズナブル」なグレードとして見られておりましたが、グッと高価になってまいりました。

こちらのグループも緩やかですが上昇傾向はかわりません。

ピアスやペンダントに人気の「SI」クラスですが上昇しておりますね。

カラーはJクラスまで上昇しております。

このグループ当たりから上昇と横ばいが半々になってきておりますが、カラーグレードのJとKが一つの分岐となっている模様です。

このグループでも上昇が目立つのはカラーJまでとなり、それ以降は横ばいです。

全体を見てまいりましたがいかがでしたでしょうか。この傾向が続くようですと中間グレードをお目当てにしている人には少々厳しい相場となるでしょう。一方、高水準のグレードや低水準のグレードを狙っている場合には気にすることはないかもしれません。

4月の消費税増税に向けて日本では駆け込み需要が期待されておりますが、今回のグラフを思い出しながら最適なグレードをお求めいただければと思います。

※ ダイヤモンド取引所価格指数は世界中のダイヤモンド市場から30,000個以上のダイヤモンドデータを取得しカラット、カラー、クラリティごとに平均を算出したものです。日本で唯一、ダイヤモンドブースだけがダイヤモンドの市場相場を公開しています。

※ 円換算に使用する為替は90日平均価格で、これは3ヶ月に一度見直しをします。2013年12月19日現在でUSDJPYの90日平均は99.41円です。なおこの金額はあくまでも取引所価格指数を円貨で算出するためのもので、当サイトの商品価格を束縛するものではありません。

【為替】
 USDJPY = 101.77 (15:00)

【Israel Diamond Industry】
 IDEX Online Index = 135.99

【祝祭日/イベント】
 ● 2/17 President day(アメリカ)
 ● 2/22 故郷の防衛者の日(ロシア)

 ○ 2/21~2/24 ムンバイ・IIJS Signature ショウ (インド)

【ニュース】
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