ダイヤモンドの鑑定がより統一の方向に進みそうです ~ラパポートがEGLの不掲載を決定~
今後のダイヤモンド価格や値段に大きく影響を及ぼしそうなニュースが参りました。
「ラパポート価格」の公表元であるラパポート社が、9日発表したプレスリリースによりますと、ラパポート社の提供する業者間オンライン取引『RapNet』に今後EGL鑑定のダイヤモンドを掲載しないとのことです。
RapNet to Stop Listing EGL Grading Reports
http://www.diamonds.net/News/NewsItem.aspx?ArticleID=47960&ArticleTitle=RapNet+to+Stop+Listing+EGL+Grading+Reports
EGLとはダイヤモンドの鑑定機関の一つですが、ダイヤモンドのグレード評価がGIAよりも幾分「甘い」と見られ、グレードレベルを高く評価する傾向にあると言われています。そのため、同じグレードのダイヤモンドがEGL鑑定になると比較的安い価格となっております。
ダイヤモンドの鑑定にはGIAの開発した4Cという評価基準が広く使われておりますが、もともと公的な基準や制約があるわけではなく、あくまでもそれぞれの鑑定機関に委ねられています。そのため、同じ表現にも関わらず、ことなる意味であることもまかり通っていたのです。
今回、ラパポートという業界の権威が自社の取引ツールにおけるEGLの掲載を取りやめた影響は大きいと思われます。ダイヤモンドブースでも申し上げている通り、ダイヤモンドの価値は鑑定機関の信用力に左右され、今後ますますGIAの評価は比重を高めるのではないでしょうか。
ダイヤモンドの品質について
http://www.diamond-bourse.com/page/12
今回のことは消費者にとっては朗報でダイヤモンドの価格や相場がより明確になることを意味します。不自然に安いダイヤモンドや鑑定のはっきりしないダイヤモンド、ショップや業者のオリジナル鑑定付きのダイヤモンドなどは徐々に消えてゆくでしょう。ダイヤモンドが資産としての標準化を強めたことを評価し、今後ますます信用性を高めていくことを期待したいものです。
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【ダイヤモンド相場表】 [0.3カラット、0.4カラット、0.5カラット、0.6カラット、0.7カラット、0.8カラット、0.9カラット、1.0カラット]
【為替】
USDJPY = 107.80 (三菱東京UFJ銀行 TTS 10:00現在)
[http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/kawase.html]
【Israel Diamond Industry】
IDEX Online Index = 133.9
[http://www.israelidiamond.co.il/english/index.aspx]
【祝祭日/イベント】
● 9/1(月) 労働者の日(アメリカ)
● 9/8(月) 中秋節(中国)
● 9/15(月) 敬老の日(日本)
● 9/23(火) 秋分の日(日本)
● 9/24(水)~26(金) ロシュ・ハシャナ(イスラエル)
● 9/29(月) 女王誕生日(オーストラリア)
◯ 9/1(月)~9/2(火):国際ジュエリーロンドン(イギリス)
◯ 9/11(木)~9/14(日):深セン国際ジュエリーフェア(中国)
◯ 9/15(月)~9/21(日):香港ジュエリー&宝石フェア2014(中国)
◯ 9/21(日)~9/23(火):デリージュエリー&宝石フェア(インド)
◯ 9/23(火)~9/27(土):中東時計&ジュエリーショー(シャルジャUAE)