今週は0.3カラットから1.0カラットまで0.1カラットきざみで、全体を見てみましょう。
ダイヤモンドの価格はカラット数が大きくなるにしたがって急激に上昇します。0.3カラットが2つで0.6カラットの場合と0.6カラットが一つの場合では0.6カラット一つの方が高いのです。
では順番に参りましょう。
どれも最高水準である「D IF」が飛び抜けています。約2ヶ月の推移で価格の動きがカラットごとに異なることもよく分かります。
次に推移ではなく直近11/30の価格をカラットごとに見てみましょう。
25万円台を黄色。26万円以上をピンク、24万円台位下を水色に色分けしてみました。これはゼクシィさんのサイトで婚約指輪の平均購入価格が31.7万円とあることから、リング加工代やその他費用を差し引いて、約25万円がダイヤモンドに費やせる価格という計算によります。
「もっと知りたい!婚約指輪のこと」 ゼクシィnetより http://zexy.net/mar/manual/ring_kiso/chapter1.html
0.3カラットと0.4カラットは全てのダイヤが予算内に収まります。0.5カラットD IFの最高水準は30万円を超えるため予算外となりますが、それ以外であれば25万円で十分ということです。
0.6カラット、0.7カラット、0.8カラット、0.9カラットと徐々に予算外の範囲が広くなっていきます。左上の最高水準から右下に向けての動きです。
また、1カラットでもカラーM、クラリティSI2であれば25万円でおさまるという点も興味深いですね。
では、25万円が中間グレードとなる0.7カラットと0.8カラットをもう少し深堀りしてみましょう。
0.7カラットに比べて0.8カラットの3種類は変動が大きいです。
このグループを見て思うことは、25万円という一つの価格基準があったときに、0.7カラットから0.8カラットというわりと大きなダイヤモンドでもいくつかのパターンが選べるということです。
カラーを高めるのであればFクラスまで可能であり、クラリティはIFも可能ということです。
今週はカラットを基準に全体を俯瞰し、その後25万円台の6つのグレードを見てみました。カラットをとるか、カラーをとるか、クラリティをとるか、カットをとるか、人それぞれ好みがありますが、全体を見ることで自分の好みにあったものを選べると良いと思います。 ※ ダイヤモンド取引所価格指数は世界中のダイヤモンド市場から30,000個以上のダイヤモンドデータを取得しカラット、カラー、クラリティごとに平均を算出したものです。日本で唯一、ダイヤモンドブースだけがダイヤモンドの市場相場を公開しています。